慶応が103年ぶり甲子園決勝進出で…SNSに飛び交う《野球部の生徒は本当に頭がいいの?》

第105回全国高等学校野球選手権記念大会(主催:朝日新聞社日本高等学校野球連盟)で旋風を巻き起こしている神奈川代表の慶応。21日の準決勝で土浦日大(茨城)を破り、1920年大正9年)以来、103年ぶりの決勝進出を果たすなど注目度は増すばかりだ。

右前に適時打を放つ大村(C)共同通信社

仙台育英と激突!

慶応は23日の決勝で、史上7校目の夏連覇を目指す仙台育英(宮城)と戦う。優勝すれば第2回大会以来107年ぶりの快挙だ。

「ケイオ~ケイオ~、陸の王~者、ケイオ~」──。慶応戦は毎回、甲子園球場が東京・神宮球場になったのかと思うほどの大声援だ。

勝戦では、全国各地から集まった「三田会OB」らによる“球場ジャック”が起きるかもしれない。ネット上でも慶応の注目度がグングン上昇。見られるのは、《野球部の生徒は本当に頭がいいのか?》といった投稿だ。

《私は地方在住で分からないのですが、慶応高校の偏差値は76。野球部の生徒もそうなんでしょうか》

《慶応高校は偏差値が70以上と聞く。野球が強くて頭もいいなら文武両道。でも、そういう私立って、たいてい文武別道ですよね。日ハムのあの人のところとか…》

「真偽」は定かではないが、関係者や内情を知る人とみられる回答や反応がこれだ。

《野球部に限らず、お受験でママに手を引かれたおぼっちゃま君が幼稚舎から進級してくる。中等部や高校から一般受験で受かり、運動部の全国大会で活躍するケースは稀。何が言いたいのか分かるよね》

《たしかに進級は厳しいけれど、ふつうの頭があれば難しくない。ということは…》

《中学時代にシニアで活躍した地方出身者もいるが、少なくとも偏差値76はないだろう。都内のボーイズやリトルシニアの中には、慶応とのパイプを匂わせる監督もいると聞くが、そのチームから進学した選手の偏差値が70以上あったのかは分からない》

メディアの中には、慶応が壊した坊主頭の概念──みたいなステレオタイプの報道が見受けられるが、坊主頭ではない野球部は全国各地にあるうえ、そもそもスポーツ競技で「髪型」を話題に取り上げることに違和感を覚える人は少なくないだろう。

メディアの偏った取り上げ方も、SNS上で「慶応」が吹き荒れる要因となっているようだ。

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