熱海富士、痛恨3敗目に「切り替えないとだめ」 9例目の千秋楽逆転Vあきらめない【大相撲九州場所】

◇25日 大相撲九州場所14日目(福岡国際センター)

 大関霧島(27)=陸奥=が平幕熱海富士(21)=伊勢ケ浜=との2敗同士の直接対決を寄り切りで制し、12勝2敗で単独首位に立った。霧島は4場所ぶり2度目の優勝に大きく前進すると同時に今年61勝目で初の年間最多勝を決めた。2位の関脇大栄翔と1勝差で残り1日での逆転が不可能となったため。熱海富士は3敗に後退した。千秋楽は、霧島が大関貴景勝、熱海富士は関脇琴ノ若と対戦する。

◇◇

 うなだれて支度部屋に戻ってきた熱海富士が、何度も力なく首を振った。ため息が止まらない。優勝争いで絞られた霧島との直接対決で、一方的に寄り切られて3敗に後退。賜杯を射程に入れた初顔合わせの大関の壁にはね返されたが、心は折れていない。

霧島(右)に寄り切りで敗れた熱海富士

逆転優勝への思いを問われて「ないです」。一度は小声でつぶやいたが「まだ明日あるので、頑張ります。切り替えないとだめ」。自らに言い聞かせるように前を向いた。

 大関戦初勝利を挙げた12日目の豊昇龍戦に続く結びの一番。気合を持て余すように、最初の立ち合いでつっかけた。2度目で立って右を差したが、左上手が遠い。下から下から圧力を掛けられる間に、巻き替えからもろ差して万事休すだった。

 「何も言えない」完敗も、幕内最年少の21歳にとっては勉強材料。風呂から上がると、付け人と身ぶり手ぶりを交えて反省会。「緊張してたのかな…」「相手が低かった。まだまだ甘い」。最後は「また明日、頑張ろうっと」と少しだけ明るさを取り戻した。

 2場所続けて、優勝争いに生き残って千秋楽を迎えるのは、熱海富士だけだ。胸を張って、来年の大関とりへ燃える琴ノ若との一番へ。全てを出し切り、15日制となった1949年夏場所以降で9例目の千秋楽逆転Vへ、望みをつなぐ。

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